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派遣スタッフの安全衛生は誰が対応する?派遣元・派遣先の役割と現場で確認したいこと

1 時間前
読了時間: 8分
派遣・コンプライアンスの告知画像。スーツの男性がチェックリストを確認し、工場倉庫とトラック、2026年10月1日改正や「同一労働同一賃金」の文字がある。

派遣スタッフが製造工場や物流倉庫などで働く場合、派遣元だけでなく、実際に業務を行う派遣先にも安全衛生に関する役割があります。

たとえば、安全衛生教育や危険防止のための措置などは、内容によって派遣元と派遣先のどちらが対応するのかが異なります。

この記事では、派遣スタッフの安全衛生について、派遣元・派遣先それぞれの役割を整理し、派遣先企業が確認しておきたい安全衛生教育や情報共有、現場での対応について分かりやすく解説します。

目次


結論からいうと、派遣スタッフの安全衛生は、派遣元・派遣先のどちらか一方だけが対応するものではありません。

派遣スタッフと雇用契約を結んでいるのは派遣元ですが、実際に働く場所で業務の指示を行うのは派遣先です。そのため、安全衛生についても、それぞれが役割に応じた対応を行う必要があります。

たとえば、雇入れ時の安全衛生教育は派遣元、危険・有害な業務に必要な特別教育は派遣先が行います。また、派遣先で作業内容を変更した場合には、派遣先が作業内容変更時の安全衛生教育を行います。

特に製造工場や物流倉庫などでは、機械設備や作業方法、フォークリフトの動線など、派遣先でなければ把握しにくい危険もあります。派遣会社に任せきりにするのではなく、派遣元と派遣先が必要な情報を共有しながら、安全に働ける環境を整えることが重要です。

派遣スタッフの安全衛生について、派遣元と派遣先ではそれぞれ担当する内容が異なります。

派遣元は、派遣スタッフと雇用関係にある事業者として、健康診断の実施や雇入れ時の安全衛生教育などを行います。

一方、派遣先は実際にスタッフが働く現場として、設備や作業環境に応じた危険防止措置を講じるほか、一定の危険・有害業務に必要な特別教育などを行います。派遣スタッフについても、派遣先で働く他の労働者と同様に、現場の安全を確保するための対応が必要です。

主な役割を整理すると、次のようになります。

このように、安全衛生に関する対応は、内容によって派遣元と派遣先のどちらが担当するかが異なります。特に安全衛生教育は、雇入れ時・作業内容変更時・危険有害業務など、実施する場面によって役割分担が変わるため注意が必要です。

次の章では、安全衛生教育を派遣元・派遣先のどちらが行うのかを、具体的なケースごとに整理します。

安全衛生教育は、すべて派遣元が行うわけではありません。派遣スタッフを雇い入れたときや派遣先を変更したときは派遣元、派遣先で作業内容を変更したときや、一定の危険・有害な業務に従事させる場合は派遣先が対応します。

たとえば、派遣元が新たにスタッフを雇い入れた場合は、業務に必要な雇入れ時の安全衛生教育を行います。また、別の派遣先へ変更する場合には、派遣元が作業内容変更時の安全衛生教育を行います。

一方、派遣先でスタッフを別の作業へ変更した場合や、作業設備・作業方法などを大きく変更した場合は、派遣先が作業内容変更時の安全衛生教育を行います。 また、法令で定められた危険・有害な業務に従事させる場合に必要となる特別教育も、派遣先が行います。

そのため、「派遣スタッフだから安全教育は派遣会社に任せればよい」と考えるのではなく、実際にどの業務を担当してもらうのかを派遣元・派遣先で共有し、必要な教育を確認することが大切です。 厚生労働省も、派遣先から派遣元への業務情報の提供や、教育の実施状況について双方で確認・連携することを示しています。

このように、安全衛生教育は実施する場面によって、派遣元・派遣先のどちらが担当するかが異なります。そのため、派遣スタッフにどの業務を担当してもらうのか、作業内容に変更があるのか、特別教育が必要な業務に該当するのかを、事前に双方で確認しておくことが重要です。

また、派遣先の現場には、機械設備やフォークリフトの動線、立入禁止区域など、派遣元だけでは把握しにくい情報もあります。安全に働ける環境を整えるためには、派遣元と派遣先で現場の情報を共有することが欠かせません。

特に外国人スタッフを受け入れる場合は、ルールを伝えるだけでなく、内容が正しく伝わっているかを確認する工夫も必要です。

また、派遣先の現場には、機械設備やフォークリフトの動線、立入禁止区域など、派遣元だけでは把握しにくい情報もあります。安全に働ける環境を整えるためには、派遣元と派遣先で現場の情報を共有することが欠かせません。

ブイエヌサービスでは、製造・物流・食品工場などの現場に合わせた人材派遣を行っています。派遣サービスについては、「人材派遣サービス」のページでも詳しくご紹介しています。

外国人派遣スタッフを受け入れる場合も、安全衛生に関する基本的な考え方は変わりません。一方で、安全に関する指示やルールが正しく伝わっているかについては、より丁寧に確認することが重要です。

たとえば、「危ないから気をつけてください」と伝えるだけでは、具体的に何に注意すればよいのか分かりにくい場合があります。「この線の中には入らない」「機械が止まってから触る」など、短く具体的な表現で伝えることで、取るべき行動を理解しやすくなります。

また、文字だけで説明するのではなく、写真・イラスト・ピクトグラムなどを使って危険箇所や正しい作業方法を見える化することも有効です。特に製造工場や物流倉庫では、機械設備、フォークリフトの走行エリア、立入禁止区域など、現場を見ながら説明した方が伝わりやすい内容があります。

説明後は「分かりましたか?」と確認するだけではなく、実際に作業手順をやってもらう、本人の言葉で手順を説明してもらうなど、内容を理解できているかまで確認すると、認識のずれを防ぎやすくなります。

大切なのは、外国人スタッフだけに特別なルールを設けることではなく、誰が見ても理解しやすい安全ルールや作業手順を整えることです。 分かりやすい表示や指示方法を取り入れることは、外国人スタッフだけでなく、現場で働くスタッフ全体の安全確保にもつながります。

外国人派遣スタッフへの安全指示では、難しい言葉を避けることだけでなく、実際に内容が伝わっているかまで確認することが重要です。写真や図を使った見える化や、本人の言葉・実際の作業による確認を取り入れることで、認識のずれや作業ミスを防ぎやすくなります。

こうした工夫は外国人スタッフだけでなく、初めて現場に入るスタッフや新しい作業を担当するスタッフにも有効です。次の章では、派遣スタッフを受け入れる前に確認しておきたい安全衛生の項目を、チェックリスト形式で整理します。

派遣スタッフを安全に受け入れるためには、就業開始後に対応を考えるのではなく、受け入れ前に派遣元と派遣先で必要な安全衛生上の情報を確認しておくことが重要です。

特に製造工場や物流倉庫、食品工場などでは、使用する機械や設備、フォークリフトなどの車両、作業場所によって注意すべき危険が異なります。担当してもらう業務や作業環境を事前に整理し、必要な教育や安全対策について確

認しておく必要があります。

また、派遣スタッフが現場に入ってから「この作業には特別教育が必要だった」「危険箇所の説明が十分にされていなかった」といったことがないよう、派遣元に伝える情報と、派遣先で準備・説明する内容をあらかじめ整理しておくことも大切です。

受け入れ前には、次のような項目を確認しておきましょう。

すべての項目を派遣先だけで準備するということではなく、派遣元と情報を共有しながら、それぞれの役割に応じて必要な対応を確認することが大切です。

また、就業開始後に担当業務や使用する設備などが変わった場合は、受け入れ時の確認だけで終わらせず、必要な安全対策や教育について改めて確認しましょう。

派遣スタッフが安全に働ける環境をつくるためには、派遣元・派遣先のどちらか一方に任せるのではなく、現場の状況を共有し、継続して連携することが重要です。

業界別の人材派遣については、製造業向け人材派遣サービス物流・倉庫業向け人材派遣サービスでも、対応業務や人材活用についてご紹介しています。

派遣スタッフの安全衛生は、派遣元・派遣先のどちらか一方だけが対応するものではありません。雇入れ時の安全衛生教育や現場での危険防止措置など、それぞれの役割に応じた対応が必要です。

特に製造工場や物流倉庫、食品工場などでは、使用する設備や作業内容によって注意すべきポイントが異なります。派遣スタッフが担当する業務や現場の危険情報を事前に共有し、必要な教育や安全対策を確認しておくことが大切です。

また、外国人派遣スタッフを受け入れる場合は、安全ルールを伝えるだけでなく、写真や図、具体的な言葉などを活用し、内容が正しく伝わっているかまで確認することが、安全な受け入れにつながります。

受け入れ時だけでなく、担当業務や作業環境が変わった際にも派遣元・派遣先で情報を共有し、現場の状況に合わせて安全衛生上の対応を継続して確認していきましょう。


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