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派遣に契約外の仕事をさせるのは違法?派遣先が知っておきたい業務変更のルール

2024年11月6日
読了時間: 5分

更新日:10月7日

派遣契約外の業務変更リスクを解説する記事のサムネイル

派遣スタッフに「契約にない仕事を少しだけお願いしたい」と思う場面は、現場では珍しくありません。

ただし、派遣先が指示できる業務は、原則として労働者派遣契約で定めた範囲が基本です。

業務内容を変更したい場合は、現場だけで判断せず、派遣元と契約内容を確認することが重要です。

この記事では、契約外業務にあたる考え方や、業務変更時の対応、派遣先が注意したいポイントを分かりやすく解説します。

目次



派遣スタッフに仕事を依頼する場合、派遣先は労働者派遣契約で定めた業務内容の範囲内で指揮命令を行うことが基本です。

そのため、「少しだけ別の作業をお願いしたい」「忙しいので別ラインを手伝ってほしい」といった場合でも、契約にない業務を派遣先の判断だけで追加・変更することは避ける必要があります。

契約外業務にあたるかどうかは、契約書に記載された業務内容と、実際に依頼する作業を照らし合わせて確認することが重要です。作業名だけで一律に判断するのではなく、契約上その業務が想定されているかを確認します。

判断に迷う場合や業務内容を変更したい場合は、現場だけで決めず、まず派遣元へ相談しましょう。

派遣契約の3者関係と契約業務の範囲を示した図解

「契約外業務」とは、労働者派遣契約で定めた業務内容の範囲を超えて、派遣スタッフに別の仕事を依頼することを指します。労働者派遣契約では、派遣スタッフが従事する業務の内容などを定めることとされています。

判断する際は、契約書に記載された業務内容と、実際に依頼しようとしている作業を照らし合わせることが基本です。

「似た作業だから」「短時間だけだから」という理由だけで判断せず、次の3点を確認しましょう。


  • 契約書に、その作業が業務内容として含まれているか

  • 現在の業務と比べて、作業内容・責任・必要な資格などが大きく変わらないか

  • 派遣元が、その業務内容を把握しているか


特に、必要な資格や安全衛生上の対応が変わる作業は慎重な確認が必要です。契約上の業務範囲か判断が難しい場合は、現場だけで決めず、派遣元へ確認しましょう。派遣先には、契約時に業務内容や必要な知識・技術などの就業条件を十分に確認することも求められています。



契約外業務にあたるかどうかは、現在の契約内容と、実際に追加・変更しようとしている作業を比べて確認することが重要です。

厚生労働省・労働局の資料でも、派遣先が派遣スタッフに指揮命令できるのは、労働者派遣契約で定められた業務内容の範囲とされています。

たとえば、次のように現在の契約業務とは異なる作業を新たに依頼する場合は、契約内容の確認が必要です。

同じ職場内の作業であっても、契約で定めた業務内容から外れる場合は、現場判断だけで追加しないことが大切です。


業務内容を変更したい場合は、派遣元へ確認したうえで対応しましょう。


派遣スタッフに依頼する業務内容を変更したい場合は、現場だけで判断して新しい仕事を追加するのではなく、まず派遣元へ相談することが重要です。

現在の契約内容で対応できるかを確認し、必要に応じて業務内容や就業条件を見直したうえで変更します。派遣先では、変更内容を実際に指揮命令する担当者にも共有しておきましょう。

業務内容を変更するときは、次の流れで確認すると分かりやすいです。


派遣スタッフ本人が了承している場合でも、それだけで契約内容の確認が不要になるわけではありません。 業務を変更するときは、派遣元と確認したうえで進めましょう。

派遣スタッフを受け入れている現場では、忙しさや人手不足から「少しだけなら」と契約外の仕事を依頼してしまうことがあります。しかし、派遣先が指揮命令できるのは、労働者派遣契約で定めた業務内容の範囲内です。厚生労働省・労働局も、契約で定めた業務以外を命じることや、隙間時間に他部署の応援をさせることをNG例として示しています。

特に、次のような対応は避けましょう。


派遣先が避けたい4つのNG対応として、短時間の契約外業務、繁忙期の別部署・別工程への応援、本人の了承だけでの業務変更、現場判断での作業追加を示した図解

業務内容を変えたい場合は、短時間・一時的な対応であっても、まず契約内容を確認し、必要に応じて派遣元へ相談することが重要です。


契約外業務を派遣スタッフに依頼すると、契約内容との不一致だけでなく、派遣元との認識違いや、安全管理上の問題につながる可能性があります。

契約に含まれていない作業を依頼していることに気付いたら、そのまま続けず、契約内容を確認し、派遣元と対応を整理しましょう。

労働者派遣契約では、派遣スタッフが従事する業務内容を定めることとされており、厚生労働省の業務取扱要領でも、業務内容はできる限り具体的に定めることが示されています。

契約外業務をそのまま続けると、たとえば次のようなリスクが考えられます。

契約外業務によって起こり得る4つのリスクとして、派遣契約との不一致、派遣元との認識違い、資格・教育・安全対策の不足、契約外業務の常態化を示した図解

契約外業務は、契約上の問題だけでなく、派遣元との認識違いや安全管理上のリスクにもつながります。

気付いた時点でそのまま続けず、契約内容を確認し、派遣元と対応を整理することが重要です。



派遣スタッフに仕事を依頼する際は、労働者派遣契約で定めた業務内容の範囲内で指揮命令を行うことが基本です。

「少しだけ」「繁忙期だけ」といった理由でも、契約にない業務を現場判断で追加・変更するのは避け、まず契約内容を確認しましょう。

業務内容を変更したい場合は、派遣元へ相談し、必要に応じて契約内容を見直したうえで現場へ共有することが大切です。

契約外業務を防ぐには、現場責任者だけでなく、派遣元・人事・指揮命令者が同じ認識を持って運用することが重要です。



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