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工場・倉庫の人員計画|あと何人必要?増員の根拠を計算例で解説

5 日前
読了時間: 4分

更新日:3 日前

工場・倉庫の必要人数を計算し、増員の根拠を整理する方法を紹介するサムネイル。倉庫で梱包するスタッフと「あと何人必要?」の文字。

現場から「人が足りない」と言われても、何人増やせばよいか迷うことはありませんか。工場・倉庫の人員計画では、作業量と作業時間から必要人数の目安を出せます。この記事では、計算例を使い、不足する人数や時間帯を整理する方法を解説します。


目次


現場では残業が続いているのに、人事担当者からは「何人増やせば解消できるのか」と聞かれる。増員の必要性を感じていても、その人数を説明するのは難しいものです。

そんなときは、今の人数で処理できる作業量と、予定している作業量を比べてみましょう。例えば、1日に1,200個を包装する工程を、現在4人で担当している場合です。

※以下の数値は、計算方法を説明するための仮定です。

この条件で必要な人数を計算すると、次のようになります。

1,200個×1.5分÷360分=5人

一方、現在の4人で包装できるのは、1日960個。予定の1,200個に対して、240個分の作業が残る計算です。

つまり、この工程では1人分の作業時間が不足していると分かります。「残業が続いているので増員したい」という要望に、人数の根拠を添えられるようになります。

まずは通常の作業時間で目安を出し、欠勤や教育にかかる時間なども踏まえて、実際の配置を検討しましょう。

倉庫で「人が足りない」と感じても、終日の増員が必要とは限りません。出荷前の2時間など、特定の時間帯に作業が集中している場合もあります。

例えば、14時から16時までに300件を梱包し、1件に1.5分かかるとします。

300件×1.5分÷120分=3.75人

全員が梱包に専念できるなら、4人の配置が目安です。現在2人で対応している場合は、この時間帯に2人を追加する方法が考えられます。

※数値は説明用の仮定です。

「倉庫にあと2人」から、「出荷前の梱包に、14〜16時の間だけ2人」へ。ここまで整理すると、他工程からの応援やシフト調整、増員のどれが合うかを検討しやすくなります。

実際には、移動や作業説明にかかる時間も見込み、締切までに終えられる配置かを確認しましょう。

倉庫の作業台で、4人のスタッフが協力して商品の梱包や出荷準備を行う様子

計算では人数が足りているのに、誰かが休むと作業が回らない。そんな場合は、欠員を補う余裕がない配置になっているかもしれません。

毎日5人必要な工程でも、5人をシフトに入れれば十分とは限りません。過去の出勤状況を振り返り、欠勤が出たときに、誰がどの時間帯に応援できるかまで確認しておきましょう。

また、新しいスタッフが加わっても、初日から通常と同じ作業量を任せられるとは限りません。本人が手順を覚える時間に加え、教える担当者の作業時間も必要です。

受け入れ直後は担当する作業を絞る、指導担当者の持ち分を減らすなど、立ち上がりの配置を考えます。人数がそろうことと、予定量を処理できることを分けて考えると、無理のある計画を避けやすくなります。


作業が遅れていると、人を増やしたくなります。しかし、現場を見てみると、スタッフが資材や前工程の完了を待っていることもあります。

例えば、包装する人を増やしても、商品が前工程から届かなければ作業は進みません。梱包台や設備が足りない場合も、同時に作業できる人数には限りがあります。

増員を決める前に、次の点を確認しましょう。


  • どこで作業が止まっているか:人の作業、設備、資材供給のどこが追いついていないか

  • 増員した人が作業できるか:場所・道具・設備がそろっているか

  • 工程の分担を変えられるか:準備や運搬を別の人が担うことで、作業を進められないか


必要なのは、現場全体の人数を増やすこととは限りません。作業が滞る工程と原因を確認してから、どこに人を補うかを決めることが大切です。


必要な人数が見えてきたら、計算結果を現場と人事で共有しましょう。「どの作業に、いつ、何人必要か」をまとめておくと、社内で増員を判断するときにも、派遣会社へ相談するときにも役立ちます。

例えば、「包装に1人分の作業時間が不足している」と分かっていても、勤務時間には段取りや清掃などを含めて考える必要があります。派遣会社へは、不足人数に加えて、勤務全体の条件を伝えることが大切です。

まだ決まっていない項目は、未確定として共有しましょう。分かっている条件から相談することで、対応可否や今後確認することを整理しやすくなります。

工場・倉庫で増員を考えるときは、作業量と作業時間から必要人数の目安を出し、現在の配置と比較してみましょう。「どの工程に、いつ、何人足りないか」が分かると、増員の根拠を社内で共有しやすくなります。

そのうえで、欠勤時の応援や教育時間、設備・資材待ちなども確認します。終日の増員が必要なのか、特定の時間帯への応援で対応できるのか、現場の状況に合わせて検討することが大切です。

人材確保を相談する際も、不足人数だけでなく、担当作業・勤務時間・曜日・期間を整理して伝えましょう。条件を具体的にすることが、現場に合った人員体制づくりにつながります。


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